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2025/02/14

SNS運用代行サービスとは?利用する際の料金相場やメリット・デメリットも解説

SNS運用代行サービスとは?利用する際の料金相場やメリット・デメリットも解説

「自社SNSのコンテンツ制作にリソースを確保できない」「投稿頻度を増やしてもフォロワー数が伸び悩んでいる」このような悩みを持つ企業様におすすめなのが「SNS運用代行サービス」です。

この記事ではSNS運用代行サービスとは何か、料金相場やメリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

SNS運用代行とは?


SNS運用代行とは、企業や個人のSNSアカウントの運営を専門家に委託するサービスです。詳細は後述しますが、投稿企画・作成から画像・動画制作、分析・レポート作成まで、SNS運用に関する幅広い業務を代行します。

専門家のノウハウを元に運用ができるため、SNS運用に時間やリソースを割けない企業や、専門的な知識や経験がない企業にとって、心強いサービスと言えるでしょう。

効果的なSNS運用が実現するとブランド認知度の向上や顧客との関係強化に役立ちます。近年では企業のマーケティング活動の一環としても、SNS運用代行は注目されている手法です。

SNS運用代行で依頼できる業務内容


「SNS運用代行」と言っても、以下の通り業務内容は多岐にわたります。

  • •アカウントの立ち上げ
  • •投稿の計画・企画
  • •投稿文・画像の作成
  • •コメントチェック・返信
  • •分析・レポート作成
  • •改善の提案
  • •キャンペーンの企画・運用
  • •広告の出稿・運用

 

ここでは、これらの業務の詳細を説明します。

アカウントの立ち上げ

SNS運用を専門家に委託したい方は、アカウントの立ち上げから代行依頼が可能です。

どのようなSNSを使えば良いかわからない場合は、お客様のブランドイメージやターゲット層に合ったSNSプラットフォームを提案してもらえます。

また、SNSアカウントをまだ持っていない方は、SNSのアカウント開設からお任せOKです。覚えやすく、ブランドイメージを反映したIDやアカウント名のご提案から、アイコン画像の選定やプロフィールの作成基本設定までを行ってもらえます。

SNS運用未経験の企業でも、安心してスタート可能です。手間を省いて、効率的に運用できます。

投稿の計画・企画

投稿の計画・企画はSNS運用の成功を左右する重要なプロセスの一つです。この段階では次のような業務を行います。

  • •自社のターゲット層を分析し、その特徴や興味関心を把握
  • •お客様のニーズや目標をしっかりとヒアリングし、達成に向けた戦略を立案
  • •ターゲット層に響く、魅力的なコンテンツの企画案を作成
  • •フォロワーの興味を引き付け、エンゲージメントを高めるテーマを選定
  • •月単位や年単位で、投稿スケジュールを策定

 

効果的な投稿の計画・企画ができると、ターゲット層に合わせた、一貫性のあるコンテンツを提供できます。結果として、フォロワーの興味を引き付け、エンゲージメントを高めることが可能です。魅力的なブランドイメージの構築もできます。

投稿文・画像の作成

SNSの投稿文や画像作成は、フォロワーの興味を引き付け、エンゲージメントを高めるために欠かせません。運用代行サービスでは投稿文や画像の作成も依頼できます。

お客様のブランドやトーンに合った魅力的な画像・キャプションを考案したり、ハッシュタグを選定したりなど、投稿の目的に合わせた要素を組み込みます。

投稿画像の制作では商品やサービスの特徴を引き立てるデザインや写真を選び、視覚的なインパクトを最大限に引き出す提案も可能です。ターゲット層に合わせたコンテンツ制作ができると、フォロワーのエンゲージメントがさらに高まるでしょう。

ただし、SNS運用代行業者によっては、画像制作をサービスに含んでいないことがあります。サービスを選ぶ際には、自社のニーズに合った制作スタイルを提供しているかを確認することが重要です。

コメントチェック・返信

SNS運用で「いいね・コメントへの返信」は単なるコミュニケーション以上に、フォロワーとの信頼関係を築き、ブランドイメージを向上させる重要な役割を果たします。

フォロワーからの質問に丁寧に答え、フィードバックがあれば真摯に受け止めて改善につなげることで、ブランドの信頼性を高められます。

コメントや返信内容はブランドのイメージを大きく左右する要素の一つです。適切な言葉遣いによって、プロフェッショナル感や親しみやすさを表現できます。

また、批判的なコメントに対しても、冷静かつ誠実な対応をすることで、コミュニティの健全性を保てるでしょう。

SNS運用代行サービスで適切なコメントチェック・返信ができると、フォロワーの信頼を得られるだけでなく、ブランドイメージや、顧客ロイヤルティの向上にも繋がります。

分析・レポート作成

SNS運用代行サービスでは企業のSNSアカウントから取得したデータを分析し、レポートを作成することで、SNS運用の効果測定と改善を支援します。

分析での主な業務は以下の通りです。

  • •どの投稿が反応を獲得し、エンゲージメントを高めたのかを分析し、効果的なコンテンツ戦略を立案
  • •フォロワーの属性や行動を分析し、ターゲット層に合わせたコンテンツ制作やコミュニケーション戦略を推進
  • •最新のSNSトレンドや競合動向を分析し、適切なタイミングで最適な施策を実施

 

また、定期的なレポート作成を通じて、導き出された洞察や具体的な改善提案を提供することも、SNS運用代行の業務の一つです。

レポート作成では主に、次のような業務を行います。

  • •複雑なデータをわかりやすいグラフや表で表現し、運用状況を迅速に把握
  • •数値的な分析だけでなく、課題の背景や原因を考察し、具体的な改善策を提案
  • •レポートに基づいて改善施策を実行し、その効果を測定することで、PDCAサイクルを回し、継続的な改善を図る 

このように、分析・レポート作成は、SNS運用の効果を最大限に引き出す役割があります。

改善の提案

先のレポート作成の内容を踏まえて、SNS運用代行サービスは、過去のSNS活動の分析と提案を通じて、クライアントのSNS運用の効果向上を支援します。

具体的な業務内容は次の通りです。

  • •いいね数やシェア数、コメント数などの指標を分析し効果的なコンテンツとターゲット層を明確化
  • •フォロワーの属性や行動を分析し、より効果的なコミュニケーション戦略を提案
  • •最新のSNSトレンドや競合動向を分析し、適切なタイミングで最適な施策を実施

定期的な会議を実施し、改善を提案してもらうと、SNS運用の効果の最大化や、ビジネス目標の達成につながります。

キャンペーンの企画・運用

SNS運用代行サービスは、キャンペーンを実施する際にも、企画から運用までを依頼できる場合があります。

魅力的なキャンペーン企画を立案するために、以下の提案が可能です。

  • •アイデア発想: 季節やイベント、トレンドを意識した、斬新でユーザーの興味を引くキャンペーンアイデアを提案
  • •目標設定と戦略立案: キャンペーンの目的やターゲットを明確にし、効果的なメッセージやコンテンツを選定

また、キャンペーンの運用では次のような業務を行います。

  • •キャンペーン内容をSNSで発信し、フォロワーやユーザーに広くアピール
  • •必要に応じて広告を活用し、より多くの人にキャンペーンを届ける

SNS運用代行サービスのキャンペーン企画・運用ではこのように、ブランドや商品の認知度向上、ユーザーエンゲージメントの促進に貢献します。

広告の投稿・運用

近年、SNS広告はリスティング広告などと並び、企業のPRに欠かせない運用型広告となっています。SNS運用代行サービスではこのような、SNS広告の出稿・運用の依頼も可能です。

SNS広告では主に企画から運用までを支援し、ブランドや商品の認知度向上、ユーザーエンゲージメントの促進、売上拡大に貢献します。

ターゲティングユーザーの属性や興味関心に基づいて、適切なターゲット層に広告を配信することも業務内容の一つです。また魅力的なビジュアルやコピーを作成し、ユーザーの興味を引く広告素材を制作することもあります。

広告予算を効果的に配分し、適切なタイミングで広告を配信。広告の成果を分析し、改善点を見つけて、次回の広告キャンペーンに活かします。

SNS運用代行を利用するメリット


SNSは企業や個人が顧客とのコミュニケーションを強化し、ブランド認知度を高めるための強力なツールです。しかし、効果的なSNS運用には、専門的な知識と時間がかかります。

多くの企業や個人は、日々の業務や他の重要な活動に追われて、SNS運用に十分な時間を割けません。そこで、SNS運用代行サービスが重要な役割を果たします。

以下ではSNS運用代行を利用するメリットを詳しく解説します。

複数のSNS活用ができる

SNSの活用は、企業のマーケティング戦略において不可欠な要素となっており、複数のSNSを効果的に活用することが同時に求められています。

SNS運用代行サービスは、専門的な知識と経験を持つスタッフが、各SNSに最適な戦略を策定し、コンテンツ制作から投稿まで一貫して代行します。これにより、企業はSNS運用にかかる時間とコストを大幅に削減できます。

また、SNS運用代行サービスは、複数のSNSアカウントを一元管理し、効率的な運用を実現します。従って、効率的な運用と最新トレンドの把握が可能です。また、SNSトレンドやユーザー動向を常に把握し、適切なタイミングで最適な施策を講じることもできます。

特に短期間でプロモーションを行いたい企業にとっては、強力なパートナーとなるでしょう。

定期的に投稿ができる

SNSは、企業と顧客が直接つながる重要なコミュニケーションツールです。しかし、自社でSNSを運用する場合、投稿が滞ってしまうと、ユーザーとの関係が希薄になり、ブランドイメージ低下につながることがあります。

しかし、SNS運用代行サービスに依頼することで、継続的なエンゲージメントを生み出すことが可能です。SNS運用代行サービスは、企業のニーズや目標に合わせたコンテンツを企画し、適切なタイミングで投稿を行います。常にフォロワーのタイムラインに企業の存在をアピールできれば、継続的なエンゲージメントを創出しやすくなるでしょう。

定期的な投稿は、ユーザーに企業のブランドイメージを定着させ、認知度を高める効果があります。また、魅力的なコンテンツはユーザーの興味を引くだけでなく、共有や拡散を促進し、より多くの人に届けられます。

クオリティの高いコンテンツを作成できる

効果的なSNS運用には戦略的なアプローチと専門的なノウハウが必要です。しかし、自社で運用する場合、ノウハウ不足や時間的な制約から、高品質なコンテンツを継続的に制作することが難しい場合があります。

しかし、SNS運用代行サービスに依頼することで、各SNSの特性やユーザー層を深く理解した専門家による、クオリティの高いコンテンツ制作が可能になります。

ターゲットに合わせた魅力的なテキストや画像、動画などのコンテンツを作成するノウハウがあるので、フォロワーのエンゲージメントを高め、ブランドイメージの向上や認知度アップに貢献できるからです。

企業側はコンテンツ制作にかかる時間とコストを削減し、他の業務に集中することが可能です。

プロによる現場課題の分析・運用ができる

SNS運用は的確な戦略と専門的な知識に基づいて行うことが重要です。しかし、自社で運用する場合、データ分析や課題の特定、最適な施策の策定など、多くの時間と労力がかかります。

その点、SNS運用代行サービスは、各SNSの特性やユーザー層を深く理解した専門家が、企業のSNSアカウントの現状を分析します。投稿の閲覧数、フォロワーの属性、エンゲージメント率などのデータを詳細に分析し、課題や改善点を明確にできるのです。

分析結果に基づき、ターゲット層に合わせたコンテンツ戦略や適切な投稿スケジュール、効果的な広告運用手法などを提案し、SNS運用の全体像を設計できます。

運用状況を定期的にモニタリングし、データに基づいて改善点を抽出できれば、施策の最適化にもつながるでしょう。常に最新のSNSトレンドやユーザー動向を把握し、効果的な運用を継続的にサポートできる点もメリットです。

リスクを低減しやすい

SNSは強力なツールですがその分、自社でSNSを運用すると意図せず炎上や情報漏洩などのリスクを招く可能性があります。

しかし、SNS運用代行サービスを活用すれば、プロの視点からリスク管理が可能です。SNS運用のリスクを熟知した専門家が、企業のニーズや目標に合わせた適切な運用を行うため、情報漏洩や炎上などのリスクを最小限に抑え、安全なSNS運用を実現できるでしょう。

また、SNS運用代行サービスのなかには24時間のコメント監視体制を整えている場合もあります。炎上につながるようなコメントやメッセージがあった場合、迅速に検知し、適切な対応を取ることが可能です。

SNS運用代行を利用するデメリット


SNS運用代行は、専門的なサービスを提供してくれる便利な選択肢ですが、いくつかデメリットも存在します。以下に、代表的なデメリットを紹介します。

費用がかかる

SNS運用代行サービスは専門的なノウハウや経験に基づいた高品質な運用を実現してくれる一方、サービス内容やプランによって費用がかかる点がデメリットです。

まず、SNS運用代行サービスを利用する場合、初期費用や月額料金などのランニングコストが発生します。企業の規模やニーズ、依頼するサービス内容によって費用は異なりますが、一般的には月数万円〜数十万円程度かかることが想定されます。

従って、SNS運用代行サービスに依頼する際には、費用と効果をしっかりと比較検討することが重要です。自社で運用する場合と比較して、どれほど時間やコストを削減できるのか、また、その対価とし期待できる成果はどの程度なのかを明確にする必要があります。

多くのSNS運用代行サービスでは、様々なプランやオプションを提供しています。自社のニーズや予算に合った最適なプランを選択することで、費用の無駄を削減できるでしょう。

ノウハウが得られない

SNS運用代行サービスは自社内にSNS運用のノウハウが蓄積されないデメリットもあります。

SNS運用代行サービスに依頼すると、運用に関連する意思決定やコンテンツ制作、投稿スケジュール管理などが外部に委託されます。このようなノウハウの外部化は一定のメリットがある一方で、自社内でSNS運用のノウハウが蓄積されにくい状況にもつながります。

SNS運用は、短期的な成果だけでなく、長期的な視点での戦略とノウハウの蓄積が重要です。自社で運用することで、試行錯誤や経験を通じて、企業に合った最適なSNS運用方法を身につけられます。

その点、自社内でSNS運用を行うと、運用ノウハウを共有し、継承していくことが可能です。担当者の交代や組織変更があっても、安定してSNS運用を継続できます。

SNS運用代行サービスはこのように、短期的には効果的な運用を実現できます。しかし、長期的な視点での運用や自社内ノウハウの蓄積を重視する場合は、自社での運用も検討する必要があります。

顧客との距離感が悪くなるリスクがある

SNS運用代行サービスを利用すると、顧客との直接的なコミュニケーションが減少するため、顧客との距離感が悪くなるリスクがあります。

コメントやメッセージへの対応が遅れたり、顧客のニーズを正確に把握できなかったりすることが懸念されるためです。

顧客とのコミュニケーションは、ブランドイメージを形成する上で重要な要素です。顧客との距離感が悪くなると、ブランドへの信頼関係が損なわれ、企業イメージの低下にもつながる可能性があります。

このような事態を回避するには、自社のブランドイメージと価値観を代行する側に明確に伝え、共有することが大切です。もしくは重要な対話は自社で直接行い、顧客との関係を強化することも良いでしょう。

その他、代行会社との定期的なミーティングを設け、運用状況や顧客とのコミュニケーションについてレビューし、フィードバックを行うことも、顧客との距離感の維持や適切な対策を講じることにつながります。

SNS運用代行の料金相場と内訳


「SNS運用代行」と言っても、料金はサービス内容によって様々です。そこでここでは、平均的な料金相場と業務内容の内訳を紹介します。

月額 10万円以下

月額10万円のSNS運用代行サービスでは一般的に、以下の業務内容が含まれます。

  • •初期構築:アカウントの開設、プロフィール設定、基本的な運用体制の構築
  • •いいね!とフォローアクション:投稿に「いいね!」やフォローをすることで、フォロワーの獲得やエンゲージメントの向上を図る

従って、実際に投稿するコンテンツの企画や制作、コメント・DMへの対応などは自社で対応することになります。

月額10万円の代行サービスは、初期費用を抑えながら、SNS運用の基本的な部分を任せられる点がメリットです。

一方で、投稿内容やユーザーとのコミュニケーションは自社で行う必要があるため、コンテンツ制作やユーザー対応に関連する負担には注意が必要です。

  • •ユーザーからのコメントやDMが少ない
  • •SNS運用を始めたばかりで、基本的な部分を任せたい

このような場合には月額10万円の代行サービスが適しています。

月額 20万円〜30万円

月額20~30万円のSNS運用代行サービスでは、月額10万円のサービスに加えて、以下の業務を代行してもらえます。

  • •コンサルティング:SNS運用の戦略や方向性に関する、専門的なアドバイス
  • •企画・投稿内容作成:効果的なコンテンツの企画から作成まで
  • •簡易レポート:定期的に運用状況や効果をまとめたレポートの提供

以下のような場合には月額20~30万円の代行サービスが適しています。

  • •コンテンツの企画や制作に自信がない
  • •SNS運用の戦略や方向性を明確にしたい
  • •自社のリソースを有効活用したい

月額 50万円〜

月額50万円のSNS運用代行サービスでは、月額20~30万円のサービスに加えて一般的に、以下のサポートが受けられます。

  • •戦略設計: SNS運用の全体的な戦略を策定、目標達成に向けたプランの立案
  • •全般的な業務代行: 投稿内容の作成、投稿のスケジュール管理、コメントやDMへの対応など、SNS運用の全般的な業務の代行

月額50万円の代行サービスは、SNS運用の負担を大幅に軽減し、戦略的な運用ができます。しかし、完全に自社で手間がかからないわけではありません。投稿内容のチェックやレポートの確認など、必要な部分で連携する必要があります。

  • •SNS運用の戦略や方向性を明確にしたい
  • •自社で運用するリソースが限られている
  • •SNS運用で最大限の効果を上げたい 

このような場合には月額50万円の代行サービスが適しています。

初期費用がかかる場合も

SNS運用代行サービスを利用する際には、月額料金に加えて「初期費用」が発生するケースがあります。

初期費用の相場は、10万円から50万円と幅広いのが特徴です。主に以下の業務が含まれます。

  • •課題・目的のヒアリング: 自社の課題や目標を明確にするためのヒアリング
  • •競合と自社の分析: 競合他社や自社のSNS状況の分析
  • •SNS運用戦略の策定: 目標達成に向けた具体的なSNS運用戦略の立案
  • •戦略・スケジュールの共有: 策定した戦略やスケジュールをクライアントと共有

初期費用の有無と費用感は会社によって大きく異なります。複数の業者から相見積もりを取り、比較検討しましょう。

フリーランスと企業、どちらに依頼するべきか


SNS運用代行サービスの事業者は、大きく分けて「個人(フリーランス)」と「企業」に分類されます。どちらに依頼すべきか、おすすめのケースをそれぞれ比較してみましょう。

フリーランスへの委託が適しているケース

例えば以下のようなケースでは、フリーランスへの委託が適しています。

  • •決まったテンプレートを用いて、定期的に投稿を行う運用方針
  • •業績への影響を考慮せず、形式的に運用を維持したい
  • •すでにSNS運用体制が整っており、定型化された業務のみを手伝ってほしい 

ただし、依頼を行う際には、運用方針を明確に共有する必要があります。その他、納品物の品質管理は、自社で行う必要があります。フリーランスの交代リスクを考慮した、長期的な関係構築も大切です。

企業への委託が適しているケース

一方で、次のようなケースでは企業への委託が適しています。

  • •業績アップを目的とした本格的なSNSマーケティングを行う
  • •エンゲージメントを高めるために顧客との関係性を強化する
  • •リスクを最小限に抑える専門性を重視する
  • •顧客情報の取り扱いや法令遵守の徹底などが必要な業種 

企業の場合、高度な専門性と豊富な経験を持つプロが効果的な運用をサポートします。また、情報管理や法令遵守など、リスクを最小限に抑える体制が整っています。

SNS運用代行会社を選ぶときのポイント


ここまでSNS運用代行とは何か、メリット・デメリット、料金相場などを解説してきました。

しかし、近年はSNS運用代行サービスに参入する業者が増加傾向にあるため、「実力があって、自社と相性のいい依頼先がどこかわからない」というケースもあるでしょう。

そこで以下では自社に最適なパートナーを見つけるためのポイントを紹介します。

自社にあったSNSに対応しているか

まず、自社の目的やターゲット層にマッチしたSNSに対応している運用代行サービスを利用することがポイントです。

しかし「そもそも自社と相性の良いSNSが何かわからない」という方も多くいます。そこで、国内外で多くの人が利用するSNSと、それぞれの集客に有効なターゲット層、特徴をまとめてみました。

SNS

集客に有効なターゲット層

特徴

Instagram

20〜40代の女性

•美しい写真やショート動画で、フォロワーの心を掴み、エンゲージメントを高められる

YouTube

20〜60代の男女

•商品やサービスの魅力をじっくりと伝え、購買意欲を高める
専門的な内容も、動画でわかりやすく解説し、理解を深められる

Facebook

30代〜60代

•視覚的な魅力と情報性を兼ね備えた投稿で、幅広い層に訴求できる
•公式ページが上位表示されやすいため、SEO効果も期待できる

X(Twitter)

20代(年代が上がると男性利用者数が多い)

•簡潔で分かりやすい文章で、有益な情報をタイムリーに共有できる
•文章に画像や動画を添えて、効果的なコミュニケーションを実現できる
•拡散しやすいコンテンツを生み出すことで、一気に認知度が高まる

TikTok

10代後半〜20代の若者

•手軽に視聴できるショート動画で、エンゲージメントが高まる
•トレンドやチャレンジ企画を活用し、フォロワー外へのリーチを拡大できる

LINE

全年代

•日本国内最大級のユーザー数で、あらゆる世代にリーチできる
•メッセージ配信を通して、ユーザーとの密接な関係を築ける
•個別アプローチで、ユーザーを段階的にファンへと導ける

 

各SNSのユーザー層はあくまで目安であり、利用者の属性は常に変化しています。それぞれのSNSの特徴を理解し、ターゲット層に合わせたコンテンツを発信することが重要です。 

自社が求めている施策に対応しているか

SNS運用代行会社を選ぶ際には、対応するSNSの種類だけでなく、多様な施策を打ち出せるかどうかを確認することが重要です。これは自社の目標達成に最適なパートナーを選ぶためのポイントでもあります。

理想としては、すべての要素を満たしている会社を選ぶことがベストです。しかし、それに伴い費用も高くなります。従って、自社の課題や目標に合わせて、最適な施策を組み合わせられる会社を選ぶことが重要です。

多様な施策に対応できる会社は、SNS運用だけでなく、マーケティング全体の戦略的なパートナーとして活躍してくれます。

自社と同業者の運用実績があるか

同業種や類似課題の運用実績があるかどうかも、信頼できるパートナーを見つけるための重要なポイントです。

同業種の課題やトレンドを深く理解している場合、自社に合った最適な戦略を提案してくれます。また、ターゲット層のニーズや特性を把握し、効果的なコンテンツ作成が期待できます。

依頼先を選定する際には、サービス提供会社のウェブサイトやパンフレットで、同業種の実績を確認しましょう。その際には、フォロワー数やエンゲージメント率、売上など、具体的な成果指標を確認することも大切です。

成功事例の詳細な内容を確認することで、運用戦略や施策の内容をより深く理解できます。

予算に見合っているか

SNS運用代行サービスを利用する場合、費用面は重要な検討ポイントです。

まずは、複数の業者から見積もりを取り、導入コストだけでなくランニングコスト(月額料金、広告費など)も含めたトータルコストを把握しましょう。これにより、予算オーバーを防げます。

また、業務量とコストのバランスも大切なポイントです。SNS運用代行サービスは、業務量に応じて料金が変動するプランや、シンプルなパッケージプランを提供している業者もあります。自社のニーズに合ったプランを選び、費用対効果の高い運用を実現しましょう。

継続利用の縛りや、投稿数が増えた際の料金変動についても確認が必要です。長期的な運用を想定する場合は、柔軟なプランを選びましょう。

まとめ

SNS運用代行の成果はマーケティングスキルだけでなく、担当スタッフとのコミュニケーションの質などにも左右されます。

会社自体の実績やノウハウも確かめつつ、今回紹介した依頼先を選定する際のポイントを踏まえたうえで自社にマッチした業者を探してみましょう。

タカヨシでは経験豊富なスタッフがSNS運用代行に関するアドバイスを行っていますので、この機会にぜひご相談ください。

 

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